地中海と伝統の美

JARAPA (ハラパ) ラグは、スペイン南東部に位置するロルカ市で生まれました。
地中海に面したムルシア地方は、世界に輸出している特産品にカーペットがあり、その中でもハラパは古来より作り続けられています。
着られなくなった服などのボロ布を無駄にせず、布を裂いて敷物へ作り直して使っていたのが始まりのようです。
12世紀にアラブ人から織機とともにもたらされ、以来今日まで、ほとんど変わることなく、伝統として受け継がれてきました。
布が貴重だった時代のモノを大切にする思いを今に伝えています。

現在は繊維業の生産過程で生まれる切れ端を再利用し、繊維状にしたものを横糸の替わりに織りこみ、ハラパ独特の高級感のある質感に仕上げられています。