心石工芸「PARASSO(パラッソ)」と言うソファを納品に…

(凄く良い雰囲気…)

 

配送車に梱包されたソファーを積み、事前に配送先までの道のりを調査しておきます。場合によっては、長い距離をバック走行で入らないといけない道もあったります。(松山市は極端に細い道も結構あります)

そして、配送先のお客様宅に到着しますと、どの様に開封し、どの様な方向から宅内に入れるか、同行スタッフと話し合います。

その際、運び入れる動線に毛布を敷き、サッシや扉を傷つけない様に気をつけます。

ここで少し難しいのは、「持ちやすい形状」と「持ちにくい形状」のものがあり、持ちにくい形状の商品は、毎回特に慎重になるので、冷や汗が出そうになります…

到着して、納品差し上げ、退出するまでにほんの少しの時間ですが、もの凄く緊張します。なんとか無事に、お客様の大切な商品を傷つけず、お届け出来るか、毎回心配です。

 

しかし、私自身はこの「納品」の作業がとても好きです。

 

弊社で取り扱う家具は、ほぼ全てが「受注生産」になり、さらにはアイテムによって天然木を使用するため、同じ材木を選んでも、その表情は全て一点物になります。

よって、お客様もその商品を目にする時、ドキドキされているはずです。

 

お届けして「わぁ~~素敵!」と言って頂いたり、「想像より良かった!」と言って頂けると、とっても嬉しいです。しかし、一つ残念なのは、この瞬間を販売したスタッフと味わう事が少ないと言う事。(営業中に納品差し上げるので、販売スタッフは店頭に残っているため)

よって帰社後、このお客様のお声を、他のスタッフと共有しています。また、配送の際、気がついたこと、改善したほうが良いことなども話し合ったります。

この辺りが、自社スタッフが配送まで行っている意味だとも思っています。一つの納品を、これからも大切に行っていきたいと思います

 

 

※遠方のお客様や、商品の特性上、直接お届けできない商品もあります

 

 

伊藤

 

以前、テーブルメンテナンスの記事を書かせて頂いたのですが、今回は動画も入れつつお話していきたいと思います。

 

家具の価値を決める要素として「長く使えるもの」と言う部分は外せないかと思います。

例えば今回メンテナンスを施したこちらの商品…

宮崎椅子製作所 / Paper Knife center table(ペーパーナイフ センターテーブル)

少し丸みを帯びた天板。カイ氏らしい脚のデザイン。軽快ながらドシッとした雰囲気でモダンなインテリアにも、レトロな空間にも寄り添う名作です。

現在、こちらの商品は「オイル仕上げ」になっています。よって基本的には「メンテナンス可能」です。

私自身、テーブルのメンテンナンスに関しては今回で5度目なのですが、単純に「楽しい」と言う感覚があります。天然の木材なので、普通に使用していれば、汚れも付きますし、どんなに気をつけても、キズや凹みは入ってしまいます。

今回の様に、キズ、汚れ、凹みのオンパレードの様な状態だと、「かわいそうに…」と思う半面、「腕がなりますわ…ふっふっふ」とも思うわけです。

実際、動画で解説させて頂いたような方法でメンテナンスを施すと、以下の様になります。

同じ部分を撮影しているのですが、本当にこんな感じに蘇ります…。

もちろん、導管に染み込んだ水分によって出来てしまったシミなどは、どうしても取れない事もあります。しかし、大概のトラブルはメンテナンスでカバー出来ると言う印象はあります。

 

例えば、ご家族の方でしたらお子さんと休日にメンテナンスを一緒にやるのも良いと思います。物を大切に扱うことの大切さや、木の素晴らしさや尊さ、道具の使い方など、モノ以外にも引き継いでいける「想い」も商品に付随していると想います。

良いものを買うと、そういった幸せも付いてきます。

こちらのコラムでは頻繁にメンテナンスの方法や実践をこれからもUPしていこうと思っています。なぜならば単純に、良いものを長く使って頂くことが、結局「安い」からです。

5,000円のテーブルを1年間使っていただくのか、100,000円のテーブルを20年、30年と使って頂くのか。後者の方が、毎日の満足感があるのではないかなと思っています。

「いつか捨てる前提で購入する商品」では無く「いつまでも使い続けていく前提で購入する商品」を、これからも御提案できたらと思っています。

 

 

伊藤

 

 

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