店舗併用住宅とは。松山で仕事と暮らしを一緒に考える家づくり|cosha
2026.10.08
works(店舗デザイン・施工)
店舗併用住宅とは。松山で仕事と暮らしを一緒に考える家づくり
いつか、自分のお店を持ちたい。
できることなら、家族との時間も大切にしたい。
そんな二つの想いを、一緒に考えられる住まいのかたちが、店舗併用住宅です。
美容室やサロン、カフェ、飲食店、鍼灸院、物販店など。働く場所と暮らす場所を一つの建物にまとめることで、通勤にかかる時間を減らしながら、自分らしい仕事と暮らしを組み立てることができます。
一方で、店舗と住まいでは必要になる空間も、使う時間も、人の動きも異なります。土地や間取りを決める前に、仕事と暮らしの両方を丁寧に整理しておくことが大切です。
店舗併用住宅とは
店舗併用住宅とは、一つの建物の中に店舗と住居を設けた建物です。「店舗兼住宅」と呼ばれることもあり、美容室の奥や上階に住まいがある家、道路側をお店として使い、敷地の奥側に家族の生活空間を設ける家など、つくり方はさまざまです。
店舗と住居をどのようにつなぐかも、一つの正解があるわけではありません。完全に動線を分ける方法もあれば、バックヤードを介して行き来できるようにする方法もあります。業種、営業時間、家族構成、敷地の形によって、心地よい距離は変わります。
大切なのは、建物を「店舗」と「住宅」に分けて考えすぎないこと。お客様が過ごす時間、働く方の一日、家族の生活、そのすべてを想像しながら一つの建物として整えていきます。
店舗併用住宅のメリット
通勤にかかる時間を減らせる
住まいと仕事場が同じ建物にあるため、毎日の通勤時間をほとんど必要としません。朝の準備や閉店後の片付けにも余裕が生まれやすく、天候や交通状況に左右されにくいことも魅力です。
その分の時間を、お客様を迎える準備や家族との時間、自分自身を整える時間に使うことができます。毎日の小さな余白は、長くお店を続けていく上でも大切かなと思います。
子育てや家族の暮らしと仕事を両立しやすい
子どもさんの帰宅を住まい側で迎えたり、家族の様子を感じながら働いたりできることは、店舗併用住宅ならではの良さです。急な用事にも対応しやすく、仕事と家庭のどちらかを大きく諦めずに済む可能性があります。
ただし、近いからこそ仕事と生活を切り替えにくくなることもあります。扉を一枚設ける、視線が交わらないようにするなど、気持ちを切り替えられる境界も間取りの中に用意しておきます。
土地・建物・開業費を一緒に計画できる
別々に店舗を借りて住宅を建てる場合と比べ、土地や建物を一つの計画として考えられます。店舗と住居で共有できる部分を整理できることもありますが、すべての費用が単純に安くなるわけではありません。
店舗には業種ごとの設備が必要です。厨房、給排水、空調、換気、電気容量、看板、家具など、住まいだけの家づくりにはない費用も含めて、早い段階から資金計画を組み立てます。
お店の世界観と暮らしを一つにつなげられる
外観から入口、店内、家具、照明、壁の質感までを一緒に考えられることも店舗併用住宅の魅力です。お店と住まいが全く同じ雰囲気である必要はありませんが、一つの建物として素材や色の関係を整えると、自然なまとまりが生まれます。
coshaでは、家具やインテリアから空間を考えることも大切にしています。椅子の後ろ姿、カウンターとの高さ、照明の位置まで想像しながら設計することで、完成してからも無理なく使い続けられるお店を目指します。
建てる前に知っておきたいこと
希望する業種の店舗を建てられる土地か
土地によっては、用途地域などの条件により建てられる店舗の種類や規模が限られます。気に入った土地を見つけてから希望するお店が建てられないと分かることがないよう、土地の契約前に建築の担当者へ相談することをおすすめします。
松山では車で来店されるお客様も多いため、建物だけでなく駐車台数、道路からの入りやすさ、出庫時の見通しも確認しておきたいところです。住居用の駐車スペースと店舗用の駐車スペースをどう分けるかも、敷地全体で考えます。
お客様と家族の動線をどう分けるか
店舗の入口と住居の玄関を分ける、店舗から生活空間が見えないようにする、家族が店舗を通らず外出できるようにする。こうした動線の整理は、プライバシーを守るだけでなく、お客様にも落ち着いて過ごして頂くことにつながります。
スタッフを雇う場合は、スタッフの出入口、休憩、着替え、収納も必要です。お客様、スタッフ、家族という三つの動きを図面上で重ね、ぶつかりやすい場所を一つずつ整えていきます。
音・匂い・営業時間への配慮
ドライヤーや厨房機器の音、料理や薬剤の匂い、夜間の照明などは、住居部分や近隣へ影響する場合があります。壁や扉の位置、換気経路、設備の配置を計画し、暮らしの中へ負担が残りにくい方法を考えます。
完成写真だけでは分かりにくい部分ですが、毎日の心地よさを左右する大切なところです。業種ごとの経験をもとに、設計の初期から確認していきます。
住宅ローンと事業用融資
店舗併用住宅では、住居部分と店舗部分の面積、事業内容、自己資金などによって利用できる融資が異なります。住宅部分に住宅ローン、店舗部分に事業用融資を組み合わせる場合もあります。
金融機関ごとに条件が異なるため、間取りを完成させてから融資を考えるのではなく、土地・面積・事業計画と一緒に早めに確認することが大切です。
店舗併用住宅が考えやすい業種
店舗併用住宅は、美容室、ネイルサロン、エステ、鍼灸院、整体院、小さなカフェや飲食店、パン屋、菓子店、物販店、アトリエなど、暮らしに近い場所で続けられる仕事と相性があります。
ただし、同じ美容室でも席数やスタッフ数によって必要な広さは異なります。同じ飲食店でも、提供するメニューによって厨房や換気設備は変わります。「この業種ならこの間取り」と決めるのではなく、どのように働きたいかをお聞きしながら考えます。
coshaの店舗併用住宅づくり
coshaは、ライフスタイルショップから始まり、店舗デザイン、新築住宅、住宅リノベーション、ポーターズペイント、不動産へと、少しずつできることを広げてきました。
店舗だけでも、住宅だけでもなく、その間にある暮らしまで考えられること。土地探しから資金計画、設計、施工、家具、インテリアまで相談して頂けることが、coshaの店舗併用住宅づくりの特徴です。
これまで、美容室、鍼灸院、飲食店、寝具店など、さまざまな店舗併用住宅に関わらせて頂きました。それぞれの施工事例は、店舗併用住宅の施工事例でご覧頂けます。
よくあるご質問
土地が決まっていなくても相談できますか?
はい。店舗併用住宅は土地選びの段階で確認したいことが多いため、土地が決まる前のご相談をおすすめしています。
店舗と住居の入口は分けられますか?
分けることができます。お客様、スタッフ、家族の動きを整理し、敷地や業種に合う入口と動線をご提案します。
将来、お店をやめた場合にも対応できますか?
将来の使い方を想定しておくことで、店舗部分を住居、仕事場、賃貸スペースなどへ変更しやすい計画を検討できます。実際に可能な変更は建物や法規の条件によって異なりますので、設計時にご相談下さい。
